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テノヒラサイズの致命的誤謬を終えて

「テノヒラサイズの致命的誤謬」
無事に終わりました。

その過程は
無事に
というにはほど遠く
いろんな出来事がありました。


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稽古中からのまさかの出来事。
東京公演は幕が開かないかもと思ったりもした。

でもなんとか初日はやってきて
3日目の公演中の
地震。

ほとんどのシーンに全員が出ていて
賑やかにやっているのに
たまたまその時は舞台上に
2人きり。
静かなシーン。

グラグラとした揺れを感じながらも
役者として舞台を止めることはできず
ただただ続けて。

でもふと頭上を見たとき
天井の低いホールに吊られた照明が
ゲストの方にほど近くて。
「これが落ちたら」
そう思った瞬間セリフが出てこなくなった。
袖に入ると震えが止まらなかった。


その後はお客様を外に誘導したり
今後の公演について考えたり。

公演が続けられないと悟った時は
初めて劇団員の前で号泣した。

その後はぐるぐるぐるぐる
いろんな想いが駆け巡って
大阪に戻ってからも鬱鬱として
膝を抱えてうずくまってばかりいた。


大阪公演の中止も考えた。


でも自分たちに今できることを
考えて考えて
結局公演するコトを選んだ。
迷いがなかったといったらウソになる。
でも前を向くコトを決めた。
これが自分たちに今できることだから。



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大阪公演
たくさんの方にご来場いただいて
たくさん笑っていただいて
その笑顔をみながら
笑い声を聴きながら
これで良かったんだと思えました。
やっと心から笑えるようになった
自分自身を感じました。


お客さまからの愛
スタッフさんからの愛
そして仲間からの愛


人の愛のチカラを日々感じる
ホントにシアワセな時間でした。

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このメンバーで良かった。
ありがとう。

そして
たくさんの笑顔をくれたみなさまに

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心からの感謝をこめて
ありがとうございました。

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