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2011年

今年もまた
いろんなことがあった1年が終わる。
3月にはテノヒラサイズの東京公演中に震災にあった。
演劇をすること
役者でいること
自分にできることできないこと
考えた。
4月の大阪公演で
たくさんのお客さまに笑顔で迎えていただいて
この笑顔に会いたいのだと
この笑顔が好きなのだと
改めて気付かされた。
6月の飛龍伝
こんなにも魂が揺さぶられ抉られるのかと
自分の芯さえ掴まれるのを感じ
境界線がゆらいだ。
長く舞台に立っていながら
今までに感じたことのない想いが感情が生まれ
そんな自分に驚きしがみつき
ただただ神林美智子でいることだけを考えていた。
これまでの集大成であり
これからも寄り添いつづけるであろう
貴重な舞台となった。
そうそう出会える訳ではない
この作品に出会えたことに
つかさんに共演者にそしてお客さまに
ひたすらに感謝。
千秋楽の
お客さまのすすり泣きの渦に包まれる感覚
お客さまの熱が身体に入り込んでくる感覚を
決して忘れない。
9月以降はテノヒラサイズ月間で
大阪と東京で
ホールでカフェで
たくさんのお客さまに出会えて
たくさんの笑顔と笑い声に接して
たくさんのシアワセを頂戴する。
こうして振り返っても
感謝ばかりの一年。
たくさんしんどいこともあったのに
それでもこうして笑って年を越せる。
それだけで来年もガンバロウと思えるのです。
みなさまよいお年を。
来年もよろしくお願いいたします。
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青春

青春に会いに行った。
青春にさよならしてきた。
高校生の頃
憧れて憧れてた。
大人になって
なんとなく離れた。
でも今回で解散。
奇跡のように手に入ったチケット。
ロビーに立つ鴻上さんをみただけで
客席に流れる音楽を聴いただけで
驚くほどに胸が熱くなった。
幕が開いて
いつもの役者さんたちが
並んでいる。
20年経っても
相変わらず全力でふざけている。
もう堪えられなく
カーテンコールでは立ち上がって拍手。
嗚咽寸前の号泣。
劇場を出ても
どこにも行きたくなくて
氷雨の降る中
ただ街を歩き回って
カフェでただ時を過ごした。
深呼吸する惑星
確かにそこには青春があった。
古いとか新しいとか
面白いとか面白くないとか
そんなの全部吹っ飛ばして
とにかくそこには第三舞台があった。
あの人たちがいなければ
今のアタシはなかった。
いつか近くに。
もうなくなったと思ってた
その想いが確かにまだココにある。
ありがとうございました。
そしてまたいつか。

「人生が終わる前に会えてよかった」
「いつかまた宇宙のどこかの劇場で」
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