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13

13年が経った。
今日はもう年を取らない
親友の誕生日。
久しぶりに彼女に花を供える。
額縁の中で笑う彼女を
初めて若いと思った。
それまでは
アタシたちだけが年を取っちゃうね
なんて笑って言ってたけど
あんまり実感がなかった。
なんとなく一緒に生きている感じがしてた。
でも今回
彼女があまりにも若くして逝ったんだと
そしてもう13年という月日が流れたんだという
頭で理解したつもりでいたコトが
急激に自分の中に落ちてきた。
13年。
彼女が命と引き換えに
産み落とした子どもたちは
中学生になった。
彼女に良く似た双子。
会うび彼女の面影を探してしまう。
今でも彼女に話しかける。
どうしよ。
どうしたらいい?
誰にも言えないコトを
いつも彼女に話しかける。
一回だけ夢で会えた。
すごくすごくぼんやりした感覚で
目が覚めて
ホントにここにいたんだなって思った。
また会いたい。
会いたいよ。
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